ライブ配信する人目線からのTeams タウンホール検証

1.5
技術

Teamsタウンホールって聴いたことありますか?

いつもの通りTeamsの情報を収集していたら、Teamsライブイベント廃止というお知らせが入ってきました。

「Microsoft Teams」のライブイベント機能が廃止へ、代わりに「Town Halls」を導入 – 窓の杜

Teamsライブイベントの機能の7割ぐらいしか使えてないような気がするんですが、早くもライブイベントが終了し、タウンホールになるみたいです。

Microsoft曰ライブイベントは2024年9月30日に終わると。

そのうちTeams Premiumとかにすればタウンホールの中のカメラ自動追従するとか、カメラ映像だけパラで録画してくれるとかあればいいですよね。

そもそもTeamsタウンホールって何

Microsoft Teams のタウン ホールでは、対話型のビデオ ストリーミングが新しいレベルになります。 タウンホールは、発表者、主催者、共同開催者が対話を主導する一対多のコミュニケーションを目的としたものです。 対象ユーザーの参加は、主に共有されているコンテンツを表示して反応することです。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoftteams/plan-town-halls

読んだ限りはTeamsライブイベントと同様の方向性のものであることは伝わります。

会議、ウェビナー、タウン ホールの機能の比較 – Microsoft Teams | Microsoft Learn

会議とウェビナーとタウンホールの比較というページも有りましたのでリンク掲載しておきます。

ウェビナーとライブイベントまたはタウンホールは明確に機能が違うものです。

ウェビナーはどちらかというと会議に近いです。Zoomのウェビナーのように登録機能がつけられるけど、内部の会議に考え方や挙動は本当に近いです。

Teams管理センター

自分で365のマイテナントを持っていたら、自分で実験するための環境も手に入った同然です。
まあそもそもなぜプライベートでM365環境を確保して、検証しているのか・・・というところもありますが。とはいえ責任持って仕事をしたいので、プライベートで遊んでしまっているだけという考えなのでいいです。
※完全にプライベートな環境です。

前段さておきで、公式のガイドを読みながら有効化します。
管理センターに入って
会議>イベントポリシーと進みます。グループがあれば今回変えるポリシーを選び、なければ「グローバル (組織全体の既定値)」を選びます。

「町役場」をオンにします。
※公式のドキュメント含みまだ「タウンホール」は「町役場」と直訳されてしまっているようです。

そして下の「保存」を押します。

これで管理センター側の設定は完了です。

こういった使い方でのPowerShellはまだ私は扱えないのでwebUIから設定しました。

Teamsの画面へ

今回はレガシーな環境を想定し、「Teams classic」の画面で進めます。
※web版でも同様の表示ということを確認

結構ライブイベントと違い洗練されましたね。

公式のガイド通り、開催者、プロデューサー、発表者から開催者、共同開催者、発表者になりましたね。

共同開催者の概念はTeams会議でも最近取り入れられているので、それがこちらでもという形になってます。

ライブイベントにもありました限定公開は「招待された人のみを参加を許可する」に変わりましたが、「公開」にするとできなくなります。

  • あなたの組織(組織のリンクを知っている人は誰でも)
  • あなたの組織(会議出席依頼から入れた招待された人のみ)
  • 組織関係なく公開(パブリック)

の3択になったようです。

一回保存しないと会議オプション開けないのは変わらずの仕様なようです。

そして「保存」を押してみると、Teams会議でおなじみ「会議のオプション」や左の項目が選べますが、公開範囲の変更が効かなそう?要注意です。

スケジュールにもこのように入りました。(テストとテスト2を立ててます)

テーマが設定できるようです。自動送信メール等には反映されていますがそれ以外はどう機能しているかわからないのでこのあとの検証で確かめます。

レポートとレコーディングはまだ開催していないので機能していないです。

Q&Aを有効師にして且つスケジュール登録されていると通知が来るようです。
右側は開催者機能で、適度な質問はモデレート機能でした。(ここもまだ直訳的なものが)

やっと開催へ

通常通りのTeams会議等への参加を押します。

ライブイベントのように「プロデューサー」で入るか「出席者」として入るかの選択はできなさそう?

ソフトウエア版

アプリから入りました。

web版

オプションを確認してくださいという画面まで出たものの利用できませんという表示に。

会議が始めると文字起こしとレコーディングが始まるのはそのまま。

自分をカメラに入れる場合はこうやって選択するようですね。

画面共有もしてみました。ライブイベント同様1画面のみ共有可能のみ(待機不可)?

質問もライブイベントの画面とあまり変わりなさそうでした。

開催者側は文字起こしが会議などのように付きました。
(冒頭は日本語に変更忘れてました)

ブラウザ一般参加者(視聴者)

開始前から質問投稿可能。そしてディスカッションという機能が新たに。

開催者側で文字起こしの機能はあるものの、視聴者側はライブキャプションのまま。

レコーディングデータとか

Teams会議みたいなというよりもそのままなレコーディングデータが生成されてました。

結構これはまずいぞ・・・という感じです。
(カメラのところと画面共有のところにそれぞれ名前が入るようになった)

普通のストリーミングをさせてくれ・・・

今後の確認事項

今後改善されるのか、それともライブイベントみたいにほぼ変わらないものなのか。

  • RTMP入力の方法

そういえばの余談(Teams会議編)

たとえですが、まれにTeams会議で一方通行型だけど一部質疑応答とかあるから出席者に発言させたいという場面があるかもしれません。

そういったときには「開催者」「共同開催者」「発表者」「出席者」のロール機能を活用しましょう。

自分が開催者になることでいくつかのメリットが生まれます。

最大のメリットは自分で設定ができるです。これ大きい。

次に上を使うことで、「出席者」のカメラオン・マイクオンを一括で止めたりもできます。
もうみんなこれ使いましょう。

チームの中でのTeams会議でそれができるのかは要検証。

続・余談(Teamsニューデザイン編)

試したところ新しいデザイン(ソフトウエア)に切り替えると、NDIが機能しない?という疑惑あり。

仕事で使うとなると怖いところですね。

最後に

ベースを更にTeams会議に寄せた形のライブイベントなんでしょうかね。

今後更に検証が必要という感じもしました。

本当にライブイベントの代替になるのかな・・・って。

それぞれ違いはしっかりあるので、会議なのかライブイベントなのかタウンホールなのか。しっかり確認してから準備は進めていきたいところですね。

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